幼児期に必ず経験した方がいい体験3点

皆さん

こんにちは!

今日は、前回のスキャモンの発達・発育曲線の続きに近い話を書いていきます。

 

前回の復習というか、大事なことは覚えてますか?

神経系は3歳〜8歳までに80%も育ちます!

その時に色んな動きをさせるのがいい!って書きました。

 

じゃあ、どんな動きがいいのか、1990年のデータが2007年に少し改変した最新の情報から書いていきます。

 

幼児期に必ず経験しておくべき発達課題は次の 3 点であると考えられます。

 

 まず、第 1 点はさまざまな『体位感覚を経験する ことである。

体位感覚とは自分の体が現在どのような 状態であるかを把握したうえで、どのようにすれば通常の状態に戻ることができるかを考え実行できる能力です。

たとえば、

・頭部が腰の位置より下になるような 逆立ちの状態から通常の 頭部―胴体―脚部 といった、体位に戻すことが

できるような逆さ感覚

 

・マット上での前・後転の際や、鉄棒での逆上がりや前転の際に、自分のからだの状態を正確に把握し身体を回転させて

通常の状態に体位を戻すことのできる、回転感覚

といった能力です。

 

これらは体全体に占める頭部の 割合が大きいため重心が上部にあり、神経系の発達する時期である幼児期に比較的容易に習得することのできる感覚です。

 

これらの逆さ感覚や回転感覚などは、器械運動や園庭・公園の固定遊具で遊ぶことで 習得しやすい動きになります。

そのほかに、危険でない程度の高所に登りその場に立つ感覚やそこから飛び降りて衝撃を吸収しながら正確に着地するような感覚の経験なども必要であり幼児期に習得しやすいです。

 

第 2 点は『歩く・走る量の確保』があげられます。

移動の手段を車にたよっている、今の社会において大人も、子供も運動量が格段に減少しています。

子供の体をつくるための運動量確保のためにも、日常の活動では、できる限り歩いたり走ったりする量の確保が大切となります。

 

これは、幼稚園や保育園に通う子どもにとっては、保育環境の整備や自然と子どもの活動量が多くなるような興味ある教材の提供が鍵となっていくと思います。

 

第 3点は『いろいろなリズムで動くことの経験』です。 

人間の通常の動きは、歩くという 2 拍子の動作が基本となると考えられてますが、例えばスキップやギャロップ、 3 拍子の動きなどの身体全体で、さまざまなリズムを体験、 表現することがあげられます。

これも神経系が発達する幼児期がもっとも習得しやすい時期であるとされています。

 

これらの動きを子どもが経験する際には、決してトレーニング的なものであってはならないと思っており、

 幼稚園・保育園や家庭における日常の遊びの中で幅広い運動を経験することにより自然に多くの動きを習得することが望ましいと感じます。

 

また、運動の中で重要なことは、運動の楽しさを味わい自発的に運動に取り組む意欲が持てるような環境の設定、教材の提供、保育者のかかわり)が重要ではないかと僕は思っています。

 

体を動かすことの楽しさや爽快さ成功体験を経験することが生涯にわたって運動する習慣や挑戦する気持ちの基本となる!!

と思っているので、ぜひ気になった方はお問い合わせください。

 

 

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