本日は、【身長についての情報です】
2007年に浜松医科大学の教授が発表した計算式を置くことで、
両親の身長からお子様の遺伝身長(最終身長)を 予測することができるのは知っていますか?
計算式がこちら
男子の場合: (父の身長 + 母の身長 + 13)÷ 2±9
女子の場合: (父の身長 + 母の身長 – 13)÷ 2±8
±8~9と予測値には、これだけの振れ幅があるからこそ
親が子供にできることが色々とあるという事になります。
まず、子供の成長には、大きく分けて2つの重要な時期があります。
1回目は、赤ちゃん時代に起こる「第一次成長期」
2回目は 思春期にあたる「第二次成長期」
これらの成長を支えるのが、脳下垂体から分泌される成長ホルモンです。
このホルモンの働きによって、身長をはじめ体全体の成長が進んでいきます。
また、成長ホルモンに加えて「性ホルモン」も成長に深く関わっていきます。
思春期に入ると、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの影響で
男子では、巣精から男性ホルモン
女子では、卵巣から女性ホルモン
が分泌されます。
この変化に伴い、身長も加速度的に伸びる『ラストスパート』が訪れます。
思春期に入るタイミングには個人差があるため
早く思春期に入るタイプを「早熟」
遅く入るタイプを「晩熟」と呼びます。
【早熟】 ラストスパートが早く始まり、早く終わります。
身長の伸びがピークを上回ると、急速に伸び率が低下します。
【晩熟】 ラストスパートが遅く、遅く終わる傾向があります。
そのため、最終身長は『晩熟の方が高くなる場合が多い』とされています。
思春期の開始を知るサインとして、以下が挙げられています。
男子: 医学的には精巣的な体積が一時的に大きくなることで判断しますが、 日常目安としては陰毛の生え始めが有用と見られることが多いです。
女子: 胸のふくらみ(乳房の発達)が始まるタイミングで判断します。
これが9歳未満の場合は早熟、12歳以降で始まる場合は晩熟とされます。
また『身長が徐々に止まり始めるサイン』もあります。
男子の場合、顎ひげが見えるようになる頃が身長の伸びが止まるサインとされています。
これは、ホルモンの作用により骨端線が閉じ始めることが原因です。
女子の場合 初めての月経が始まったタイミングです。
これもホルモンの作用によって骨端線が閉じ始めるからです。
自分の子供の身長がまだ伸びるのか気になる人のために調べる方法が2つあります。
(小さいお子様の場合、気にしないでください。)
・レントゲンを撮って骨端線があるか確認する
・ALPの測定です。
ALPは、次回書いていきます。 いつも読んでいただきありがとうございます。
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