こんにちは、キクチです。
本日は、最近よく聞く【過干渉】についてです。
国内外の研究をもとに、過度な干渉が子どもに与える影響について 書いていきます。
1. ミネソタ大学の研究:幼児期から始まる影響
・対象年齢:平均3歳 (幼児から小学校低学年)
・対象人数:422人
・研究期間:8年間 (2000年代初頭開始)
◼︎主な結果:
・感情をうまくコントロールできない
・社会性が遅れる
・学習面で困難を抱えやすい 幼少期の親の関わり方が、 子どもの感情や学びの基礎に大きく影響することが示されています。
2. メアリー・ワシントン大学の研究:青少年の自信と幸福感への影響
•対象年齢:12歳~18歳
•対象人数:150名(推定)
•研究期間:数年間(2010年代)
◼︎主な結果
•自信を失いやすい
•生活への不満を抱きやすい
•成人後の幸福感が低下
•プレッシャーへの耐性が弱まる親の過度な介入が、将来の精神的健康に悪影響を与える可能性が示唆されています。
3. バージニア大学の研究:思春期の社会性の発達を妨げる親の命令的態度
•対象年齢:13歳~18歳
•対象人数:約180名
•研究期間:4年間(発表は2015年)
◼︎主な結果
•社会的スキルの発達が遅れる
•対人関係能力が育ちにくい 親が子どもに 「考え、選択する自由」を与えることの重要性が浮き彫りになった研究です。
4. ダルハウジー大学の研究:リスクを取る力とレジリエンスの関係
•対象年齢:5歳~10歳
•対象人数:100人以上
•研究期間:3~5年(発表は2018年)
◼︎主な結果:
•レジリエンス(困難に立ち向かう力)が低下、子どもの挑戦の場を奪うことが、 逆に成長を妨げることを示唆しています。
5. 北海道教育大学の研究:日本での調査結果
•対象年齢:小学生(6歳~12歳)
•対象人数:約200名
•研究期間:数年間(2006年発表)
◼︎主な結果:
•子どもの自己主張能力の低下
•仲間関係のスムーズな形成が難しくなる、ハーバード大学が75年かけて研究した追跡調査でも、
人生の幸福度や社会的成功、健康などに 強く影響を与える要因は、
【親子関係の質】だったと言われています。
レッスン中できない動きがあった時は、優しく背中を押してあげてください!
今後もよろしくお願いします。
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